ユータのまとめ

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【ニュース】中国AI、米に肉薄 データ数で圧倒的に優位:日本経済新聞

皆さんこんにちは。ユウタです。

 

今日は以下ニュースについて。

http://www.nikkei.com/my/#!/article/DGXMZO19311090X20C17A7000000/n_cid=my_top_timeline_list/

 

記事抜粋

AI開発の分野で、先頭を行く米国に中国が迫りつつある。一部の分野では既に追い越しているようだ。ネット利用者の絶対数の多さがもたらすデータの量と多様性が、深層学習分野で有利に働く。既存のIT(情報技術)大手もベンチャー企業も、中国政府の支援を受けつつ、AI技術開発にまい進する。

 2017年の年明けに、世界のAI(人工知能)開発の行方を暗示する2つの出来事が連続して起こり、この業界の動向を追う人々の注目を集めた。

 

ロボットコンペに参加した中国の学生ら。中国政府はAIで中国が世界を主導するために支援体制を強化すると発表した=AP

ロボットコンペに参加した中国の学生ら。中国政府はAIで中国が世界を主導するために支援体制を強化すると発表した=AP

1つ目は、世界最大のソフトウエア企業、米マイクロソフトの幹部だった陸奇氏が中国企業に移籍したことだ。自転車事故でけがを負い休職中だった陸氏は1月半ばに移籍を発表した。けがが治ってもマイクロソフトに復帰はせず、中国検索エンジン大手・百度バイドゥ)の最高執行責任者(COO)に就任する。

 続いて1月末には、国際的なAI学会「AAAI」の年次大会の開催が延期された。予定されていた日程が、中国の春節旧正月)と重なったためだ。

 AIは、デジタルアシスタントから自動運転車まで、あらゆる分野で不可欠な技術になると広く考えられている。そのAIの一部の分野で、先頭を行く米国に中国が迫っている──分野によっては追い越してさえいる──ことを示す兆候はこれまでにも見られた。先の2つの出来事はその最新の表れだ。

■論文数で世界1位

 陸氏は移籍の理由を、中国がAI開発に適した場所であり、バイドゥはその中国で最も重要な企業だからだと説明した。「我々は未来のAIを先導する機会を手にしている」(陸氏)

 陸氏の主張を裏づける証拠はほかにもある。米国政府が16年10月に発表した報告書によると、AI研究の一部門である深層学習(ディープラーニング)において、学術誌に掲載された論文数で中国が米国を上回ったという。

 英コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、AI関連産業の成長は30年までに、世界の国内総生産(GDP)の総額を16兆ドル押し上げると予測する。しかも、その伸びの半分近くを中国のAI産業が担うという。

 近年のAI関連の特許申請件数を見ると、絶対数ではなお米国がトップであるものの、中国人研究者による申請件数は3倍近くに増えた。

 中国がなぜAI開発に適しているのか。その理由を理解するには、AI開発に必要な要素を考えればよい。最も基本的な要件であるコンピューターの演算能力と資本が、中国には豊富にある。

 電子商取引大手のアリババ集団やネット大手の騰訊控股(テンセント)など中国の大企業はもちろん、CIBフィンテック(興業数字金融服務)やUクラウドといったベンチャー企業も、データセンターを早期に建設すべく全力を注ぐ。米調査会社ガートナーによると、クラウドコンピューティング市場の成長率は近年30%を超え、今後もこのペースで成長を続けそうだという。

■大量データが深層学習を支援

 しかし、中国を真の意味でAIの約束の地にしている要素は、別の2つの資源にある。一つは人材だ。

 アリババで150人のデータサイエンティストを監督する閔万里氏は、現在、最高レベルのAI専門家を中国で見つけるのは、米国で見つけるよりも難しいという。

  しかし、この状況はあと数年で変わると同氏は予測する。中国の主要大学の大半がAI講座を開設しているからだ。AIを学んだ世界の科学者の5分の2以上が中国にいるとの推定もある。

 中国が持つ第2の資源はデータだ。データはAIの世界で最も重要な要素である。かつて、ソフトウエアやデジタル製品は基本的に、プログラムされたルールに従って動作するものだった。それゆえ、優れたプログラマーを擁する国が優位に立った。

 しかし、深層学習のアルゴリズムが出現し、動作のルールは、大量のデータから抽出したパターンに基づいて作られるようになった。利用できるデータが多ければ多いほど、アルゴリズムは多くを学ぶことができ、AI製品は賢くなる。

AI関連の特許申請数。中国の伸びが顕著
出所:The Economist/報道記事、烏鎮智庫

AI関連の特許申請数。中国の伸びが顕著
出所:The Economist/報道記事、烏鎮智庫

 こうしたAIのサイクルにおいて、中国という国が持つ規模の大きさと多様性は強力な燃料となる。14億人に近い中国の人々は、日常生活を送るだけで、ほかのほぼ全ての国の国民を合わせたよりも多くのデータを生み出している。ごくまれな病気であっても、診断法をアルゴリズムに学ばせるのに十分な症例数を確保できる。

 中国企業は、音声認識を改良するのに必要な音声データも数多く保有している。漢字の入力は、欧米の文字を入力するよりも手間がかかる。そのため中国の人々は音声認識サービスを比較的多く使う。

 中国に、ほかの国との違いを真にもたらしているのは、約7億3000万人に及ぶ、他国の追随を許さないインターネット利用者の多さだ。そのほぼ全員がスマートフォンでネットにアクセスする。

 スマホのほうが、デスクトップパソコンでネットを利用するよりも有用なデータを生み出すスマホは様々なセンサーを内蔵しており、しかも持ち歩かれるからだ。例えば中国沿岸部の大都市では、少額の買い物に現金が使われることはまずない。人々は支付宝(アリペイ)や微信支付(ウィーチャットペイ)などのサービスを利用して、スマホで決済する。

主要国におけるAI企業の数(2016年)。米国が突出しているが…
出所:The Economist/報道記事、烏鎮智庫

主要国におけるAI企業の数(2016年)。米国が突出しているが…
出所:The Economist/報道記事、烏鎮智庫

 中国の人々はプライバシーをあまり気にかけないようだ。このため比較的容易にデータを収集できる。例えば、中国の大都市で自転車のシェアリングサービスが急激に広まっている。

 このサービスは、安価な移動手段を提供するだけでなく、一種のデータ活用事業でもある。一部の自転車シェアリング企業は、自転車に取り付けた全地球測位システム(GPS)を使い、利用者の移動経路を追跡している。

 中国の若者はAIを使うサービスを特に熱心に利用する。その際、自分の個人情報を使われることに寛容だ。

 

所感

「中国が伸びている」といった話はよくニュースで聞きます。

その中でも今回の記事ではAI分野について言及しています。

中国でのAI技術の加速について、要因が二つ。

➀人口の多さ

➁国民性です。

 

➀については、人口が多い分他国よりも優秀なAI開発者を集める事が出来る点、

約7億3000万人に及ぶ、他国の追随を許さないインターネット利用者の多さ+ほぼ

全員がスマートフォンでネットにアクセスするという点。

➁については、記事で述べられている通り、中国の人々はプライバシーをあまり気にかけず、データを集める事が容易だという事です。

さらにAI製品は利用できるデータが多ければ多いほど賢くなるので開発のサイクルが加速します。

 

自動運転車は以下に多くのデータをAI用のICに学習させるかがキーとなるので、中国企業がテスラ等のメーカーを追い上げてくるのかもしれません。

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。