20代エンジニアがコツコツ資産形成するブログ

20代エンジニアがセミリタイヤに向けて資産形成する様子を発信

【正論】日本の学校ではまずお金の教育を最優先にやるべき

f:id:tera004:20201124132935p:plain

2チャンネル創設者のひろゆき氏もお金の教育は大事だと言っています。toyokeizai.net

学校で何を教えるべきなのか。ネット上でもたびたび議論になっていますが、僕は何よりもまず「お金の教育」が必要だと考えています。子どものうちにお金のことをほとんど学ばないまま社会に出ると、取り返しのつかない失敗をしてしまう危険性があるからです。

 

全国の消費生活センターなどには「多重債務に関する相談」が1カ月当たりおよそ2000から3000件も寄せられています。その中には、自分のことではなく、夫や娘など家族についての相談も含まれています。相談内容の多くが、消費者金融からの借り入れ、クレジットカードローン、銀行カードローンなどがたまって支払いができなくなったというものです。僕がとくに問題だなと思うのは、クレジットカードや銀行カードのローンです。消費者金融であれば、「利用するのはちょっと危険」と感じる人が多いでしょうが、カードローンはそうではありません。

 

クレジットカード会社や銀行など、立派なところが「貸してあげますよ」と言ってくると安心してしまうでしょう。国内銀行のカードローン残高を見ると、2006年には「3兆4335億円」だったのに対し、2017年には「5兆8186億円」と約1.7倍まで増加しています。しかし、これらの利率たるや約15%と、消費者金融となんら変わりません。軽い気持ちで借りていたら、いつのまにか返済が追いつかなくなる。2000件以上にも上る多重債務者の相談件数は、借金の仕組みを理解していない人がたくさんいることを示しているのでしょう。

本の学校教育では勉強をしろ!」と言って詰め込み教育をするのに、人生で一番大事な「お金」の教育を一切しません。そのため、上場企業に勤めていても金融リテラシーがある人とない人で差が出てきており、同じ給料でも貯金額がある人と全くない人に分かれます。

 

その結果、お金の教育と言うのは完全に個々の家庭に委ねられており、お金持ちの家庭はお金持ちに、貧乏な家庭は子供も高確率で貧乏になります。

 

典型的な例がリボ払いで15%の金利で5年後に全額完済したとして、リボ払いした場合の計算結果がこちらです。借入総額100万円とした場合、返済総額は1,427,375円と42万円も余分に返すことになるのです。

 

リボ払いや分割払いであれば手元にある金額を少なく払うことが出来るので特に感じますが、全くお得ではなく金利分を余分に支払う羽目になるのです。

f:id:tera004:20201218074152p:plain

学校教育では家庭科、技術、道徳、体育と言った副教科を教育しますが、「資産運用」も教育科目に入れた方が良いですね。また、奨学金に関しても「借りればいいじゃん」と言う風に言われますが、数百万の借金は普通に返済が大変です。

 

そもそも「お金がないなら借りればいい」ではなく、「お金は借りずに生活すること」を美徳としてお金の教育は進めて行くべきですね。そうすれば、多重債務に苦しむ人は減少するでしょう。